家づくりのあれこれ 2025.03.13 パーツ探訪 「森田悠紀さんに訊く 旬の食材を料理するように設計する」(後編) 建築パーツや建材を切り口に、建築家の設計哲学を浮き彫りにする「パーツ探訪」。後半は、建築家・森田悠紀さんに「国分寺の家」でオリジナルの製作パーツを中心にお話いただきました。 →前編はこちら 森田悠紀1984年静岡県生まれ。2007年千葉大学工学部デザイン工学科建築系卒業。2007〜20... もっと読む
家づくりのあれこれ 2025.03.06 パーツ探訪 「森田悠紀さんに訊く、旬の食材を料理するように設計する」(前編) 美しさ、使いやすさ、そして敷地・住まい手にとってのオリジナリティ 「特定の作風やスタイルは持たない。あくまで、敷地・住まい手の個性を手がかりにどのような建築が相応しいのか、都度考えたいのです」 設計に対するひたむきさをたたえながらおだやかに語るのは、建築家の森田悠紀さん(森田悠紀建...
家づくりのあれこれ 2025.02.27 屋外コンセントの話 「屋外コンセントはどこに設置しますか?」 注文住宅の打ち合わせが進み、電気図の打ち合わせの際に住宅メーカーから必ず聞かれるこの質問。私も住宅メーカー側として過去に何度もこの質問をしてきました。 が、ほとんどの施主様はこだわりがなく、「お任せします!」「おすすめの位置で!」と 回答をいただく事が...
家づくりのあれこれ 2025.02.20 暮らしの中の建築パーツ「木・石・金属が融合する美しい住まい」(後編) 『暮らしの中の建築パーツ』第5回目、新潟市秋葉区に暮らすHさん家族のお住まい(設計施工:株式会社あかがわ建築設計室)。後編では洗面台や照明を見ていきます。 造作洗面台は美しいハイバックボウル一体型カウンター 次にダイニングの奥にある1坪の洗面室を見てみましょう。こちらは脱衣室と分けられ...
家づくりのあれこれ 2025.02.13 暮らしの中の建築パーツ「木・石・金属が融合する美しい住まい」(中編) 『暮らしの中の建築パーツ』第5回目、新潟市秋葉区に暮らすHさん家族のお住まい(設計施工:株式会社あかがわ建築設計室)。中編ではLDKの内装仕上げ材を見ていきます。 シンプルな白いビニルクロスがベース。アクセントには大谷石を 玄関ホールの引き戸を開けるとすぐに、階段部分を含めて22畳のLDK...
家づくりのあれこれ 2025.02.06 暮らしの中の建築パーツ「木・石・金属が融合する美しい住まい」(前編) 『暮らしの中の建築パーツ』では、新築やリノベーションをしたご家族の家を訪ね、それぞれの建築パーツを選んだ理由や感想をご紹介します。 第5回目は新潟市中央区の工務店、株式会社あかがわ建築設計室が設計施工を行った、新潟市秋葉区に立つHさん家族の住まいです。 あかがわ建築設計室の代表・赤川仁一さ...
家づくりのあれこれ 2025.01.30 家を「ペット」に例えてみれば… 「家」はナニモノ? 新築で戸建てを建てるにしろ、中古マンションを買ってリノベーションするにしろ、人は自ら住む家を手に入れ、そこで暮らします。人にもよりますが、1つの家に対して、まぁまぁの年月の付き合いになることも多いと思います。だからこそ、自分なりに住みたい家とはなんだろうと考えるでしょうし、...
家づくりのあれこれ 2025.01.23 パーツ探訪「関本竜太さんに訊く、モノを選ぶことは設計者の職能」後編 建築パーツや建材を切り口として、建築家の設計哲学を浮き彫りにする「パーツ探訪」。建築家・関本竜太さんには引き続き「巣の家」でお話をうかがいます。後半は、リビングのしつらえや外観まわりについて教えていただきました。(前編はこちら) 関本竜太1971年埼玉県生まれ。1994年日本大学理工学部建...
家づくりのあれこれ 2025.01.16 パーツ探訪「関本竜太さんに訊く、モノを選ぶことは設計者の職能」前編 指揮者がタクトを振るように設計する 「デザインとはそこに流れる空気のようなものを受け止め、掬い上げる行為ではないか」シリーズ『パーツ探訪』の第2回目は、こんな設計哲学を大切にする、建築家の関本竜太(リオタデザイン主宰)さんにお話をうかがいます。 伸びやかでありながら高密度なつくりこみがな...
家づくりのあれこれ 2024.12.26 暮らしの中の建築パーツ「生活感を排除したホテルライクなリビング」(後編) 『暮らしの中の建築パーツ』第4回目、新潟市秋葉区に暮らすHさん家族のお住まい。後編ではクロスやブラインド、洗面台などを見ていきます。 塗装のように見える、マットで上質感あふれるクロス 次に壁に注目してみましょう。リビングの高窓から入った光が白い壁にあたり、やわらかく反射している様子がうか...
家づくりのあれこれ 2024.12.19 暮らしの中の建築パーツ「生活感を排除したホテルライクなリビング」(中編) 床材はホテルをイメージした無機質なフロアタイル 玄関ホールの右手にある建具を開けると、そこは16畳程のLDK。光をたっぷりと採り込めるように、庭側の天井が高くなっているのが特徴です。 床は玄関ホールと同じグレーのフロアタイルで統一されており、それがモダンなホテルのような雰囲気を醸し出して...
家づくりのあれこれ 2024.12.12 暮らしの中の建築パーツ「生活感を排除したホテルライクなリビング」(前編) 『暮らしの中の建築パーツ』では、新築やリノベーションをしたご家族の家を訪ね、それぞれの建築パーツを選んだ理由や感想をご紹介します。 第4回目は新潟市中央区の工務店、株式会社Ploot(プルート)が設計施工を行った、新潟市秋葉区に立つHさん家族の住まいです。 Plootの代表・齋藤祐司さんは、...
家づくりのあれこれ 2024.11.28 軒天の話 「軒天」というパーツをご存知でしょうか。 軒天(のきてん)とは軒先に出ている屋根の裏側の天井部分をさします。 近年では玄関上部やバルコニー上部にも屋根の代わりに軒天を施工するケースが増えてきており、総じて軒天や軒裏(軒裏天井)と呼ばれている箇所です。 従来の日本では軒が出ている住宅がほとんどで...
家づくりのあれこれ 2024.10.10 ベントキャップの話 聞き馴染みのないパーツ 「ベントキャップ」という部材をご存知でしょうか。ほとんどの方は聞き馴染みの無い部材だと思います。 ベントキャップとは吸気口・排気口の外壁側の開口部に設置する蓋で、室内に雨水や虫を侵入させない役割を持つ部材です。 一戸あたり8個前後が設置され、機能面では必要不可欠な部材...
家づくりのあれこれ 2024.10.03 暮らしの中の建築パーツ「白とグレージュを基調とした穏やかな住まい」(後編) 『暮らしの中の建築パーツ』第3回目、新潟市江南区に暮らすOさん夫婦のお住まい。後編では床見切りや巾木(幅木)、窓台などを見ていきます。 美しさ・機能・施工性・コストバランスに優れた床見切り& 巾木 中編までは壁や床などの比較的目立つ部分を見てきましたが、後編ではより細かい部分に注目して...
家づくりのあれこれ 2024.09.26 暮らしの中の建築パーツ「白とグレージュを基調とした穏やかな住まい」(中編) 『暮らしの中の建築パーツ』第3回目、新潟市江南区に暮らすOさん夫婦のお住まい。中編ではリビングに使われている内装仕上げ材を見ていきます。 空間に調和する下足入れと四角い物干しバー 玄関ドアを開けると土間が真っすぐ奥へと伸びており、正面の大きなFIX窓の向こうのテラスへと視線が抜けていきます...