建築家とパーツ 2025.01.23 パーツ探訪「関本竜太さんに訊く、モノを選ぶことは設計者の職能」後編 建築パーツや建材を切り口として、建築家の設計哲学を浮き彫りにする「パーツ探訪」。建築家・関本竜太さんには引き続き「巣の家」でお話をうかがいます。後半は、リビングのしつらえや外観まわりについて教えていただきました。(前編はこちら) 関本竜太1971年埼玉県生まれ。1994年日本大学理工学部建... もっと読む
建築家とパーツ 2025.01.16 パーツ探訪「関本竜太さんに訊く、モノを選ぶことは設計者の職能」前編 指揮者がタクトを振るように設計する 「デザインとはそこに流れる空気のようなものを受け止め、掬い上げる行為ではないか」シリーズ『パーツ探訪』の第2回目は、こんな設計哲学を大切にする、建築家の関本竜太(リオタデザイン主宰)さんにお話をうかがいます。 伸びやかでありながら高密度なつくりこみがな...
暮らしの中の建築パーツ 2024.12.26 暮らしの中の建築パーツ「生活感を排除したホテルライクなリビング」(後編) 『暮らしの中の建築パーツ』第4回目、新潟市秋葉区に暮らすHさん家族のお住まい。後編ではクロスやブラインド、洗面台などを見ていきます。 塗装のように見える、マットで上質感あふれるクロス 次に壁に注目してみましょう。リビングの高窓から入った光が白い壁にあたり、やわらかく反射している様子がうか...
暮らしの中の建築パーツ 2024.12.19 暮らしの中の建築パーツ「生活感を排除したホテルライクなリビング」(中編) 床材はホテルをイメージした無機質なフロアタイル 玄関ホールの右手にある建具を開けると、そこは16畳程のLDK。光をたっぷりと採り込めるように、庭側の天井が高くなっているのが特徴です。 床は玄関ホールと同じグレーのフロアタイルで統一されており、それがモダンなホテルのような雰囲気を醸し出して...
暮らしの中の建築パーツ 2024.12.12 暮らしの中の建築パーツ「生活感を排除したホテルライクなリビング」(前編) 『暮らしの中の建築パーツ』では、新築やリノベーションをしたご家族の家を訪ね、それぞれの建築パーツを選んだ理由や感想をご紹介します。 第4回目は新潟市中央区の工務店、株式会社Ploot(プルート)が設計施工を行った、新潟市秋葉区に立つHさん家族の住まいです。 Plootの代表・齋藤祐司さんは、...
家づくりのあれこれ 2024.11.28 軒天の話 「軒天」というパーツをご存知でしょうか。 軒天(のきてん)とは軒先に出ている屋根の裏側の天井部分をさします。 近年では玄関上部やバルコニー上部にも屋根の代わりに軒天を施工するケースが増えてきており、総じて軒天や軒裏(軒裏天井)と呼ばれている箇所です。 従来の日本では軒が出ている住宅がほとんどで...
家づくりのあれこれ 2024.10.10 ベントキャップの話 聞き馴染みのないパーツ 「ベントキャップ」という部材をご存知でしょうか。ほとんどの方は聞き馴染みの無い部材だと思います。 ベントキャップとは吸気口・排気口の外壁側の開口部に設置する蓋で、室内に雨水や虫を侵入させない役割を持つ部材です。 一戸あたり8個前後が設置され、機能面では必要不可欠な部材...
暮らしの中の建築パーツ 2024.10.03 暮らしの中の建築パーツ「白とグレージュを基調とした穏やかな住まい」(後編) 『暮らしの中の建築パーツ』第3回目、新潟市江南区に暮らすOさん夫婦のお住まい。後編では床見切りや巾木(幅木)、窓台などを見ていきます。 美しさ・機能・施工性・コストバランスに優れた床見切り& 巾木 中編までは壁や床などの比較的目立つ部分を見てきましたが、後編ではより細かい部分に注目して...
暮らしの中の建築パーツ 2024.09.26 暮らしの中の建築パーツ「白とグレージュを基調とした穏やかな住まい」(中編) 『暮らしの中の建築パーツ』第3回目、新潟市江南区に暮らすOさん夫婦のお住まい。中編ではリビングに使われている内装仕上げ材を見ていきます。 空間に調和する下足入れと四角い物干しバー 玄関ドアを開けると土間が真っすぐ奥へと伸びており、正面の大きなFIX窓の向こうのテラスへと視線が抜けていきます...
暮らしの中の建築パーツ 2024.09.19 暮らしの中の建築パーツ「白とグレージュを基調とした穏やかな住まい」(前編) 『暮らしの中の建築パーツ』では、新築やリノベーションをしたご家族の家を訪ね、それぞれの建築パーツを選んだ理由や感想をご紹介します。 第3回目は新潟市中央区の工務店、株式会社Craftが設計施工を行った、新潟市江南区に立つOさん夫婦の住まいです。Craftの代表・松尾貴弘さんは、大学を卒業した...
建築パーツの作り手 2024.09.12 コンセプトは「ミュージアム」。なぜポーターズペイントは新たな「場」をつくったのか?(後編) Noizless itemやインタビューコラムでも紹介させていただいたPORTER'S PAINTS(ポーターズペイント)さんの新ショールームが2024年7月に川崎市溝の口にリニューアルオープンしました。 本コラムではPORTER'S PAINTS JAPANを運営する株式会社NENGOの濱...
建築パーツの作り手 2024.09.05 コンセプトは「ミュージアム」。なぜポーターズペイントは新たな「場」をつくったのか?(前編) Noizless itemやインタビューコラムでも紹介させていただいたPORTER'S PAINTS(ポーターズペイント)さんの新ショールームが2024年7月に川崎市溝の口にリニューアルオープンしました。 本コラムではPORTER'S PAINTS JAPANを運営する株式会社NENGOの濱口...
家づくりのあれこれ 2024.08.29 窓枠の話 「窓枠」という部材をご存知でしょうか。 窓枠とはサッシの室内側に設ける枠の名称で、色や形状を変えることにより意匠性を高める役割もあれば、クロスの剥がれやひび割れを防ぐ機能的な役割もある部材です。 窓は住宅で1番熱が逃げる場所と言われており、壁と比較すると断熱性能が低い為、窓の性能が低いと窓周り...
暮らしの中の建築パーツ 2024.08.22 暮らしの中の建築パーツ「ディテールと素材美にこだわった23坪の家」(後編) 『暮らしの中の建築パーツ』第2回目、新潟市西蒲区に暮らすKさん夫婦のお住まい。後編では内部に使っている建築パーツを見ていきます。 安全性とデザインの両方が考えられた滑り止め 玄関のそばにある階段に着目してみましょう。 蹴込み板までモイスNTで統一された空間に、杉の幅はぎ材の踏板を組み合...
暮らしの中の建築パーツ 2024.08.15 暮らしの中の建築パーツ「ディテールと素材美にこだわった23坪の家」(中編) 『暮らしの中の建築パーツ』第2回目、新潟市西蒲区に暮らすKさん夫婦のお住まい。中編ではリビングに使われている内装仕上げ材を見ていきます。 土に還る自然素材の面材 こちらの写真は、玄関からリビングを見たところです。 非常にシンプルにまとめられた空間で、床・壁・天井それぞれの素材感が際立っ...
暮らしの中の建築パーツ 2024.08.08 暮らしの中の建築パーツ「ディテールと素材美にこだわった23坪の家」(前編) 『暮らしの中の建築パーツ』では、新築やリノベーションをしたご家族の家を訪ね、それぞれの建築パーツを選んだ理由や感想をご紹介します。 第2回目は新潟県三条市の工務店、株式会社サトウ工務店が設計施工を行った、新潟市西蒲区に立つKさん夫婦の住まいです。 サトウ工務店の代表・佐藤高志さんは、『デザイナ...