スパっと分けたい
想像してほしい。
あなたは今家のリビングにいる。フローリングの足ざわりが気持ちいい。そこから移動してキッチンに向かう。キッチンの床はタイルになっている。足の裏にタイルのすこしひんやりした質感が伝わる。このとき、フローリングとタイルの境目はどうなっているかまで想像できるだろうか。
フローリングとタイルなど、家の中で床材の素材が切り替わるとき、どのようにして切り替わっているのか、意識していないと思い浮かべることは困難だ。ただ、スパっと「ここからはフローリング、ここからはタイル」と切り替わっているわけではない。そこには床見切りという建築パーツが仕切りとして使われている。
床の素材を分けてゾーニングするというのはよくある手法で、LDKのキッチンだけをタイルにして、同じ空間のなかでもここまではキッチン、ここからはリビングダイニングと床の素材が違うだけで意識が変わる。
これから建てる住宅に思いを馳せるときに、そのタイルとフリーロングの間に大きな床見切りがあるなんてところまで解像度高く想像する人は稀だろう。「ここってタイルからフローリングにスパっと切り替わるんじゃないんですか?」と住み始めてから気づくことになる。
とはいっても、床見切りは機能面としても非常に重要なパーツなことは間違いない。
違う素材の床材が同じ厚みのことはそうそうなく、現場での工夫の積み重ねで同じくらいの高さになっている。しかしそれでも完全に同じ高さのわけではなく、そこに床見切りを噛ませることで、お互いのほんのわずかの段差をカバーしているのだ。さらに、床は常にダメージが蓄積していくパーツ。そのなかでも角は欠けたりしやすい。それをカバーしてくれているのも、床見切りだ。
タイルよりフローリングがわずかに0.5mmだけ高く段差になっていて、さらにそのフローリングの角がほつれていたら..ほつれは靴下の繊維に絡み取られて、木の棘となり、足の裏に刺さる未来の映像に眉間にしわがよる。
無くてはならないけど、スパっと分けたい。
それを実現できる床見切りを選びたい。
美しさと扱いやすさの狭間
「デザイン」は、たまに優先されすぎることがあり、それがやり玉にあがる。デザイン(見た目)が良い製品は、機能面が貧弱とか、使いにくいとか。本来は、機能、使いやすさ、見た目の美しさ、それらをひっくるめて「デザイン」のはずなのに。
Noizlessはまさにそのバランスを考えて建築パーツをセレクトしている。
どんなに美しく仕上がる建築パーツでも、それを取り付けるのに熟年の技術や、手間が必要なら、使われることはなかなかなく、Noizlessの志が広まるのは難しい。求められる美しさと、施工性が丁度良いバランスで実現できる最大公約数を見極めることも、開発者の腕の見せどころでもある。
keidもそのバランスに最新の注意を払って開発された。
スパっと床材の境目を分けるなら、床見切りは薄いほうが良い。けれど、薄すぎる床見切りは施工者に高度な技術を要求する。それは、施工が安定しない可能性が高くなるということ。巡り巡って施主にとってもトラブルのもととなり、マイナスな要素となる。
床見切りがすこーしだけ床材に被るようにすることで施工性を担保しつつ、スパっと分けられた印象を作るギリギリの寸法、それが4mmだった。
ただ薄くすれば良いというわけではないのだから、家づくりは面白い。
この境界線は
ふたつの素材を
引き立て合う。
スパっと分けたい
想像してほしい。
あなたは今家のリビングにいる。フローリングの足ざわりが気持ちいい。そこから移動してキッチンに向かう。キッチンの床はタイルになっている。足の裏にタイルのすこしひんやりした質感が伝わる。このとき、フローリングとタイルの境目はどうなっているかまで想像できるだろうか。
フローリングとタイルなど、家の中で床材の素材が切り替わるとき、どのようにして切り替わっているのか、意識していないと思い浮かべることは困難だ。ただ、スパっと「ここからはフローリング、ここからはタイル」と切り替わっているわけではない。そこには床見切りという建築パーツが仕切りとして使われている。
床の素材を分けてゾーニングするというのはよくある手法で、LDKのキッチンだけをタイルにして、同じ空間のなかでもここまではキッチン、ここからはリビングダイニングと床の素材が違うだけで意識が変わる。
これから建てる住宅に思いを馳せるときに、そのタイルとフリーロングの間に大きな床見切りがあるなんてところまで解像度高く想像する人は稀だろう。「ここってタイルからフローリングにスパっと切り替わるんじゃないんですか?」と住み始めてから気づくことになる。
とはいっても、床見切りは機能面としても非常に重要なパーツなことは間違いない。
違う素材の床材が同じ厚みのことはそうそうなく、現場での工夫の積み重ねで同じくらいの高さになっている。しかしそれでも完全に同じ高さのわけではなく、そこに床見切りを噛ませることで、お互いのほんのわずかの段差をカバーしているのだ。さらに、床は常にダメージが蓄積していくパーツ。そのなかでも角は欠けたりしやすい。それをカバーしてくれているのも、床見切りだ。
タイルよりフローリングがわずかに0.5mmだけ高く段差になっていて、さらにそのフローリングの角がほつれていたら..ほつれは靴下の繊維に絡み取られて、木の棘となり、足の裏に刺さる未来の映像に眉間にしわがよる。
無くてはならないけど、スパっと分けたい。
それを実現できる床見切りを選びたい。
美しさと扱いやすさの狭間
「デザイン」は、たまに優先されすぎることがあり、それがやり玉にあがる。デザイン(見た目)が良い製品は、機能面が貧弱とか、使いにくいとか。本来は、機能、使いやすさ、見た目の美しさ、それらをひっくるめて「デザイン」のはずなのに。
Noizlessはまさにそのバランスを考えて建築パーツをセレクトしている。
どんなに美しく仕上がる建築パーツでも、それを取り付けるのに熟年の技術や、手間が必要なら、使われることはなかなかなく、Noizlessの志が広まるのは難しい。求められる美しさと、施工性が丁度良いバランスで実現できる最大公約数を見極めることも、開発者の腕の見せどころでもある。
keidもそのバランスに最新の注意を払って開発された。
スパっと床材の境目を分けるなら、床見切りは薄いほうが良い。けれど、薄すぎる床見切りは施工者に高度な技術を要求する。それは、施工が安定しない可能性が高くなるということ。巡り巡って施主にとってもトラブルのもととなり、マイナスな要素となる。
床見切りがすこーしだけ床材に被るようにすることで施工性を担保しつつ、スパっと分けられた印象を作るギリギリの寸法、それが4mmだった。
ただ薄くすれば良いというわけではないのだから、家づくりは面白い。
この境界線は
ふたつの素材を
引き立て合う。
keid 床見切り
¥21,780/ケース
W4×T13×L1820mm
入数 10本/ケース(18.2m)
材質 アルミ
01 お気に入りの建築パーツを選ぶ
ITEMにはNoizlessがセレクトした建築パーツが、それが選ばれたエピソードなどとともに紹介している。 またCOLUMNには、建築パーツや家づくりをより深く知るための情報を掲載。02 採用したいものをリスト化
お気に入りした建築パーツは、リストで管理できる。 検討中のリストや工務店に共有する用のリストを作って整理。
03 工務店にメールで共有
工務店にリストを共有することで、品番や色の共有がスムーズ。 コミュニケーションが円滑に進む。