家の中で最も過酷なパーツ屋根

365日、毎日直射日光を浴び、時には雨が降り、時には雪が降る。自然現象を家の中に持ち込まないために屋根は過酷な環境と戦い続けなければいけない。縄文時代、人は試行錯誤の末、棒状で多年草である茅を見つけ、竪穴式住居で雨をしのいだ。タフビーム455は鋼板を使って作られた屋根材である。鋼板は屋根の水上から水下まで一枚の長物とし、幅455ｍｍで組み合わせて作ることで、雨を滑り台のように流してくれるのだ。何かを下に滑らせたいのであれば茅を束ねるよりも、やはり滑り台の構造が合理的である。

日本建築と屋根

法隆寺五重塔も伊勢神宮も出雲大社も、そしてあなたの家の近くの神社もきっと屋根は立派だろう。日本建築は重たく大きな屋根が建物に重厚感を与えている。時代の変化と共に屋根は軽やかさを求められるようになった。薄く、そして軽く。屋根が軽やかに見えることで重厚感から自由でスタイリッシュな印象を与えることができるのだ。タフビーム455は鋼板のため薄さと軽さを手に入れ、さらに縦葺き屋根の持つすっきりとした縦ラインは屋根に一定のリズムを与え美しさを与えてくれるのだ。

止水性の高いシンプルな構造

タフビーム455は重ね、はめていくことでしっかりと止水ができる構造になっている。このシンプルな構造は施行を簡単にしてくれる。簡単ということはそれだけミスが起きにくいということだ。屋根にミスがあれば、家は大変なことになる。安心安全、そして美しい屋根を手に入れてみてはどうだろうか。

緩勾配という選択

止水が出来ている証明に屋根の角度をすごく緩やかにできる。緩勾配の屋根だ。角度が少ない方が水は流れにくい。流れにくい環境でも水が浸入しないのは高品質であることを裏付ける。一般的に30/100（16.7度）程度の傾斜が必要だが、タフビーム455は5/100（2.86度）という緩勾配に対応できるのだ。屋根の角度を緩やかにできるということは、斜線制限の厳しいエリアでも屋根を薄くし、その分部屋の天井を高くできるだろう。はたまたこだわりのある家を作る時、やりたいデザインに合わせて屋根の角度を調整でき、家のデザインのバリエーションを増やせるのである。

屋根には時代が現れる。

家の輪郭を形つくる屋根は

フラットで

シンプルな方がいい。